人形を作ってみよう

かんたんでだれにでも出来るペープサート。
しかし歴史(れきし)は古く、はじまりは江戸時代の寄席(よせ)なんだ。
ペープサートはすばやい動きもできるのがとくちょうです。

 






絵をかいたボール紙 ボンド 工作棒 ガムテープ ビニールテープ きり テグス糸 カッター はさみ ものさし わゴム そっかんボンド

絵をかいたボール紙 ボンド 工作棒 ガムテープ ビニールテープ
きり テグス糸 カッター はさみ ものさし 輪ゴム 速乾ボンド





からくりペープサート人形。
ペープサートとは紙に書いた絵を棒で動かす人形。
今回はからくりもつけてみましょう。
すばやく形や表情を変えられるのが特徴だよ。
同じ大きさの二枚のボール紙に、表と裏の絵をあらかじめ書いておきましょう。
今回、1枚の絵の顔だけは別に作ります。
表になる方の絵の裏側に、中心線、つまり真ん中を探し出して線を引きます。
四角い工作棒にボンドを塗り、中心線に合わせてはり付けます。
ボンドで止めたら、さらにガムテープで2カ所ほどはり固定します。じょうぶにしようね。 
紙の裏全体にボンドを塗ります。
そこへもう一枚の紙をぴったりとあわせて貼ります。

表と裏の出来上がり。 けっこう素早くまわるでしょう?
次に顔をつけてみよう。

 



ビデオ映像を参考にしながら、正方形ふたつ分の紙に左右別々の表情を描いておこう。
ビデオのようにおりまげて、ボンドを塗ります。

貼ると扉のようにパタンパタンと動くはずだよ。
これからしかけのゴムと糸を取り付けるよ。まずゴムや糸を通す場所に穴を開けます。そしてそのまえに穴を開ける場所に透明のテープなどを貼ってあらかじめ補強しておきます。じょうぶにつくろうね。

きりで穴を開けるとき、力の加減が難しいので充分に注意しながら作業しましょう。
輪ゴムを2本はさみで切って、重ねて端の方に結び玉をつくります。2回結びます。

結び玉と反対側の端を穴に通します。ゴムを通すのは凄く難しいと思うけど頑張ってやってみましょう。

ゴムが通ったら、ゴムがトビラを引っ張れる場所を探します。
顔の扉を開いて、手を離すと戻るように出来ればOKです。
今度は扉の穴に透明のテグス糸を通します。テグス糸は釣り糸のことだよ。
さいごにテグス糸を絵の裏側に通して後ろから引っ張れるようにします。 ね、糸を引くと表情がかわるよ。
表情が変わったり、歩いたり、ひっくりかえすと、しりもちをついてころんでしまったり、いろいろな変化がつけられるね。

はい完成です!

これは横浜市のこどもクラブの2年生が作った人形です。
人間や動物さまざまな絵を書いたね、ほかにも電車や自動車、飛行機など、自分の好きなものを何でも絵にして作ってみてね。