人形を作ってみよう

人形劇の人形にはいろいろな種類があるけれど、片手使い人形は比較的誰にでも作れて、さまざまな動かし方が出来るおもしろい人形だよ。
紙ねんどでつくるからいろいろな表情がじゆうじざいに作れるよ。

 








かみねんど 木工ボンド わた 毛糸 わりばし きり
はさみ ビニールテープ さいほうどうぐ 服と手のかたどり
バイヤステープ いらないはがき えのぐ その他





かみねんどで作るかたてづかい人形。
このかたてづかい人形は、胴体とあたま、手を別々に作り、さいごに組み立てます。
人形のあたまや顔をかみねんどで作るので、あたまの中で思い描いたイメージをそのまま作ることが出来ます。人間が動くように柔らかく動けるのが特徴です。


いらなくなったはがきを2枚用意します。そのうちの1まいを半分におり丸めていきます。このくだを人差し指にのせてあたまの部分にします。丈夫につくろうね。
ほら、この人差し指の上にあとからあたまをのせるよ。


このくだにキリで横穴を開けて、短く折ったわりばしをさします。このわりばしが抜けないようにさいごに糸を巻いて補強しておきましょう。

 




このくだにかみねんどをのせていくんだよ。

このくだをくるむようにかみねんどをのせていこう。出来るだけ強く固めてね。
表面のしわをとるときは水を利用して表面を濡らすと粘土が柔らかくなります。
小さくちぎった粘土で鼻や耳を作ります。
正面や横、出来るだけいろいろな角度から見て、耳や鼻の位置を考えよう。
はい、あたまのぶぶんができあがったよ。人間のようだけど男の子になるのかな女の子になるのかな。
よく乾いたら、このあたま、顔の部分に色を塗ります。塗るものはみんながよく使う絵の具でOKです。
肌色が乾いたらあたまの部分に使うかみのけの色をあらかじめ塗っておきましょう。

顔はマジックや絵の具を利用して描きます。まゆ毛などは毛糸を利用しても可愛くできるよ。


かみのけの作り方です。バイアステープという細長い布の上に毛糸を並べて敷き詰めます。出来るだけすきまがないように敷き詰めることがポイントです。
毛糸とバイアステープのかさなった部分は糸で縫います。



このかみのけを人形の頭に巻いていきます。

あたまのうしろにボンドを塗ります。この部分に髪の毛を巻いていきます。

前髪をカットすれば顔が出てくるよ。可愛い女の子の出来上がり。

 






つぎに手を作ります。さきほどのもう一枚のはがきを半分に切ります。
これを丸めて手管を作ります。手管は親指用とこゆび用と2本作ります。





手はちいさいミント型のてぶくろを作るように縫います。


綿を詰めたてぶくろに手管をつけます。てくだは人間でいうと腕の部分にあたります。
はいこれであたまと手が出来たよ。

 





さて服を作ります。後ろ身頃と前身頃を作りました。後ろ身頃には三角形のダーツを入れておきます。




背中にふくらみをもたせることで、中に入れた手が動かしやすくなります。


さあ、いよいよ身体全体を組み立てます。
はいできあがりです。
これは横浜市のこどもクラブの3年生が作った人形です。
人間や動物が生き生きとしていますね、服のファッションもそれぞれが可愛らしく個性的です。楽しい人形劇が出来ますよ!